「2018年にオープンした芦見谷芸術の森のキャンプ場ってどう?」
「芦見谷芸術の森キャンプ場っていうのがあるらしいけど情報が少ない・・・。」と、お困りですか?
芦見谷芸術の森は、大自然に溺れて不便を楽しむことができる、関西随一のキャンプ場です。
2019年5月初旬に「芦見谷芸術の森」で1泊2日、家族3人、フリーサイトでキャンプをしてきました。
今日は実際に体験したことをもとに「芦見谷芸術の森」を紹介したいと思います。
目次
「芦見谷芸術の森キャンプ場」ってどんなところ?
「芦見谷芸術の森キャンプ場」は、京都府京都市右京区京北の山奥にあるキャンプ場です。
大阪から車で1時間半ほどでつきます。
2018年秋の台風の影響でところどころ通行止めがありましたが、グーグルマップのナビでもその状況は反映されていて、特に迷うことなくたどり着くことができました。
電気もない、電波もない、あるのは自然だけです。
木々に囲まれたサイトの側に流れる芦見谷川は、オオサンショウウオも生息するほどの清流です。
施設・設備はほとんどないですが受付のある管理棟、竃(かまど)、炊事場など全てに手作りの温もりを感じられます。
2018年にオープンしたばかりのこのキャンプ場は、もともと演劇ワークショップを定期的に開催されている、「おででこ」という団体を主宰している方が作り上げた空間。
毎年夏には、野外ステージをつかった「芦見谷芸術の森フェスティバル」という舞台芸術のフェスティバルも毎年開催されています。
「芦見谷芸術の森キャンプ場」のサイトや区画の大きさ
区画サイト(2種類)とフリーサイトがあります。
区画サイト
写真の、右側多数の木々が聳え立っているところが区画サイトです。
左の小屋は日帰りでのみ利用できます。
区画サイトには2種類あります。
2. ウッドチップ3区画=ウッドチップ敷き均し。大き目サイズのテント設置可能。
屋外竈、屋外キッチン、テーブル・ベンチ(共用で利用可能)
区画サイトはどちらの種類もサイト自体は他のよくあるオートキャンプ場に比べて狭めです。
なので、タープは小さめのものがいけるか、、いけないかという感じです。
炊事場も、竃(かまど)も目の前なので便利なのは区画サイトですね。
フリーサイト
林間、川沿いフリーサイトは、ざっくり4区画くらいです。
屋外竈無し、テーブル・ベンチの設置無し、屋外キッチン無し、照明無し。
不便の極みはこっちかもしれません。
林間フリーサイトもタープをはるとかなり狭くなってしまうのと、そもそも林間なので直射日光はない為タープは不要です。
私たちも、最高気温30度を超える日に行きましたが、タープは一切必要ありませんでした。
「芦見谷芸術の森キャンプ場」のフリーサイト1泊2日利用レポ!
私たちが利用したのはフリーサイト。
フリーサイトエリアの一番奥が、川沿い林間となっていて広々した印象です。
フリーサイトといえど、ただっぴろい原っぱでもないので、そびえ立つ木々の合間をぬって場所を確保する感じ。
一番奥のここに決めます。
写真、奥側に芦見谷川が流れています。
水の音、鳥の鳴き声だけが鳴り響いています。
川側にリビングをつくって、反対側にテントを設置しました。
タープなしということもあり、開放感のあるリビング。
広々です。
私の見た感じの印象では、ソロキャンパー、ペアキャンパー向けのエリアが2箇所、ファミリー、3・4人以上で利用するような場所が2箇所といった感じでした。
ソロ・ペア向けの場所はこんな感じ。
今回は私たち3人家族、ソロキャンパー、ペアキャンパーの3組で比較的空いている方なんだと思います。
広々使わせていただきました。
林間に車を乗り入れることはできないので、林間サイトへいく道のギリギリのところに車をとめて荷物を運びます。
だいたい10〜20メートルくらいですかね。
サイトから、車の止めてある方へ振り向いてとった写真。
緑が眩しいってこういうことを言うんですね!キャンプ場で気になるトイレ事情
とにかく、なーんにもない不便と自然を楽しむのが醍醐味のこのこのキャンプ場であることを念頭に。
トイレは、サイト近くに汲み取り式が2つ、受け付けの管理棟に水洗トイレが1つありました。
汲み取り式のトイレって・・・?
と思う方もきっと多いですよね。
私も、幼少時に田舎のおばあちゃん家で経験した以来でした。
こんな感じでした。
ちょっと抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
実は私もそうです。
でも不思議なもので、1泊2日の滞在で慣れるものです。
両方汲み取り式ではありますが、とても清潔に手入れがされている印象。
洋式タイプと和式タイプとなっていました。
夜はトイレ周りも電気はなく真っ暗なので、1人でトイレに行く道のりが暗さゆえ少し怖かったな。
万が一の買い忘れの最寄りスーパーはここ
基本的にはキャンプ場の周りに商業施設はありません。
なので、食材や必要なものはきっちりチェックして、買い揃えて向かうことをおすすめします。
だがしかし、、、ギアにばっかり気を取られてBBQなのにお肉を買い忘れてキャンプ場に到着したすっとぼけ我が家。
もしかして1時間ほど前に通り過ぎた亀岡市街地まで戻らないといけないのでは・・・と懸念していましたが、ありました!
「ウッディー道の駅京北」
キャンプ場から車を15分ほど(約10km)走らせたところにある、「ウッディー道の駅京北」。
よくある道の駅です。
その土地の特産品、工芸品、などが売っています。
納豆をつつんで焼いたお餅が人気でした。
すぐに食べられる状態でレジ横のホットショーケースに売ってます。
食材やお惣菜もあり、奥にはレストランもありました。
「サンダイコー京北店」
「ウッディー道の駅京北」の向かい側には地域の方も利用されている大きめのスーパーがあります。
ここは、生活に必要なもの全て揃う感じになって居ます。
日用品や衣類も少しですが置いてありました。
さらに100円ショップも入っています。
平屋の広々とした店内で物も探しやすく、ガスボンベや炭などうっかり忘れ物をした時でもなんでも揃いそう。
万が一の買い忘れに是非活用ください。
「芦見谷芸術の森キャンプ場」のおすすめポイント3つ
実際に利用して見て、こういうところがよかった!
というところを3つにまとめました。
1. 何もないからこそ掻き立てられる興味と好奇心
子供にとっても大人にとってもやっぱり一番はこれです。
快適、安全に「なにもない」を楽しめる場所。
風の音、木の匂い、鳥の声、水の音、草木を踏む足音、虫の羽の音。
電波もないのでスマホを触ることもありません。
もうすぐ4歳の娘は普段の生活ではたくさんのおもちゃに囲まれ、遊んで居ます。
でもおもちゃがなくたって、いろんなことに興味をもちなにもないながらも木の枝や、葉っぱ、石で遊びを創り出して居ました。
普段は怖がる虫に対しても、なぜかここでは虫に話しかけて見たり、じっと観察してみたりしていました。
2. 薪は好きなだけ一輪車に乗せて、700円ぽっきり!
キャンプといえば焚き火!
肌寒い夜に炭と薪のパチパチ燃える音を聞いてじーっとしている時間はプライスレスですよね。
「芦見谷芸術の森キャンプ場」では、料金700円でここに置いてある一輪車に自由に乗せて薪を使わせていただけるのです!
薪が唯一のエネルギー源だからなのか、薪の販売スタイルが、キャンパーにとっては嬉しすぎますよね。
3. 滞在時間は22時間の長め設定
宿泊の場合、チェックインが13:00〜と他のキャンプ場に比べて早めのチェックインが可能。
設営に手こずってやっと設営が終わったと思ったら真っ暗・・・。
初心者キャンパーにあるあるですよね。
13:00チェックインが可能なのは初心者キャンパーにも嬉しいポイントです。
利用状況によっては、アーリーチェックインも相談可能なので、検討されるかたは事前にお問い合わせくださいね。
「芦見谷芸術の森」の施設情報
キャンプ場名:芦見谷芸術の森
住所:〒601-0262 京都府京都市右京区京北細野町芦見奥13-1
電話番号:090-8519-9403
チェックイン/アウト:日帰りキャンプ9:00~17:00、宿泊キャンプチェックイン13:00~11:00
休業日:通年営業。冬季期間(12月~2月末)水回りが凍結した場合は閉鎖
カード:不可
Wi-Fi:なし
バス:
「京都駅」からJR西日本バス(終点周山行き)乗車、現地最寄りバス停「細野口」下車(乗車時間約70分)現地まで約5Km(徒歩60分)
※周山行きのバスは本数に限りがあります。時刻表をご確認ください。
車:
①名神高速道路 「京都南インター」「京都東インター」ご利用の場合
京都市街を抜け「福王寺の交差点」から約40分
国道162号線を周山方向へ
京北トンネル手前「細野町入り口の信号」左折
割烹河合の先「芦見谷口橋」を渡り 林道を2Km直進。
②京都縦貫道・ 国道9号線ご利用の場合
2019年4月29日現在、府道363号(宮の辻神吉線)が全面通行止めです。
国道477号線からは宇津峡公園キャンプ場を経由し弓槻トンネルを通過するルートでアクセスしてください。
亀岡市及び八木方面からは、国道477号から府道363号(宮の辻神吉線)が最短ルートですが、道幅が狭い山間の道で街灯もありません。
大型車や夜間の走行はお勧めしていません。
HP:http://odedeko-kyoto.blogo.jp/
予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」からも受付:https://www.nap-camp.com/kyoto/14139/
まとめ
森の中にひっそりと佇むキャンプ場「芦見谷芸術の森」への1泊2日キャンプをレポートしました。
ソロキャンプでもファミリーキャンプでも新しい発見のできる素晴らしい環境でした。
うっかり忘れ物をした場合でも少し車を走らせれば道の駅やスーパーにありつけるので不測の事態が起こっても安心です。
キャンプ場は近頃とっても便利になってきていますよね。
その便利さももちろん魅力ではありますが、たまには手付かずの大自然に囲まれてちょっと不便を楽しむのもキャンプの醍醐味ではないでしょうか。
ホームページを拝見すると、一から手作りで作り上げられたオーナーの思いにも触れることができます。
これからはキャンプベストシーズンです!
是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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