コロナ禍の渦中に始まった『有機で繋がる今と未来への食の環』。様々な業種がコロナの影響を受けている中、企業努力をし互いに支え合う企業様があります。
今回は京つけもの富屋(有限会社富屋)さんを筆頭に始まった取り組みをご紹介したいと思います。
地産地消を真剣に考える私たちの取り組み
有限会社富屋(京都市北区新御霊口町285番地、以下 富屋)は、近郊の有機農家と有機農産·加工物を使用している飲食店とともに「有機で繋がる食の今と未来」をテーマに、【食】を通じて持続可能な循環型社会の構築を目指します。
取り組みの背景
富屋は昭和21年の創業当時から現在に至るまで一貫して漬物製造業を営んでまいりました。
年間約40種の漬物を、原材料の青果野菜の仕入れから加工、袋詰に至るまで全て自社工場にて製造しています。
創業当時から、京野菜を使用した漬物を製造してまいりました。
季節ごと、その時期に近郊で収穫される地野菜があり、京都地方ならではの気候を活かしてこそ富屋の漬物はできあがります。
しかし、従来地域性の高い漬物製造はいまや、日本全国で年中供給されるハウス栽培の野菜などの流通により季節感や風土性を失いつつあります。
さらに、気候変動やそれに伴う自然災害が深刻化し野菜の栽培にも影響を及ぼしています。そして、
私たちが最も危惧する、大量食品破棄の問題が昨今大きく取り沙汰されています。
日々の過剰な消費が環境破壊にも深く影響を及ぼしていることは紛れもない事実です。
そして同時に、有機食品に対するニーズも著しく変化し環境や社会貢献への意識は年々高まっていることが、有機食品市場の規模の拡大からも言えます。
このような私たちを取り巻く環境や世の中の動向を踏まえて、「食べものをつくる製造業者に【今】出来る事はなんだろう。」と考えるようになりました。
食品製造の生産方式の見直しや、環境への配慮など、私たちのような小さい企業であっても、想いを共有する他の事業者と連携し自然と支え合うことができれば、それ自体が【未来】への持続可能な社会構築の第一歩となるのではないか、先ずは私たちの立っている足元からスタートしよう。と、かねてより交流のある近郊の事業者の方々と取り組みを始めました。
以下、順不同
·有機JAS認証農家「パ―プルファーム藤岡」/「ヴィレッジトラストつくだ農園」·飲食店「120Gバインミー」·食品製造「京つけもの富屋」
取り組みの特徴
1. 京つけもの富屋
有機JAS認証を取得した有機農家さんが栽培する野菜を使用した有機漬物を製造開始しました。
加工用原材料として使用する有機野菜は、形や大きさが青果では価値を生み出さない、いわゆる「規格外」のものを中心に受け入れることで農家さんの抱える農産物破棄の問題を解消できます。
2.パープルファーム藤岡
漬物に適した有機野菜の栽培と出荷をはじめました。
作付から依頼を受け栽培するので、無駄なく出荷ができます。その他、栽培過程においてこれまで殆ど破棄していた「間引き菜」などを120Gバインミーで調理用に使用してもらい商品価値を生み出しました。
3.ヴィレッジトラストつくだ農園
120Gバインミーで使用する多種多様な有機野菜の栽培に加え、規格外の野菜を使用した加工品の製造をし、富屋で委託販売を開始しました。
一年を通し、約40種に及ぶ有機野菜の栽培をし、その時々に収穫される野菜を120Gバインミーにて使用していただいています。同時に、余剰野菜や規格外野菜を加工し、ジャム等を製造し、富屋の店頭にて販売しています。
4.120Gバインミー
京都大原で栽培された有機野菜と、有機JAS認証の京漬物を使用した京都でしか食べられないベトナム風サンドウィッチを販売はじめました。
四季のないベトナムでは、年中同じ野菜を使用するバインミー(ベトナム風サンドウィッチ)ですが、京都の四季折々に採れる旬野菜と富屋の有機漬物を使用し、有機に特化することで、唯一無二のバインミーが完成しました。
京つけもの富屋の概要
事業内容:漬物製造業·飲食業·小売業
所在地:京都市北区新御霊口町285
営業時間:10時30分~18時
定休日:木曜·日曜
URL:https://www.tomiyakyoto.co.jp/
パープルファーム藤岡の概要
事業内容:有機野菜の栽培
直販売:京都市左京区大原 「里の駅」主催 朝市
販売日:日曜日 午前6時~9時
ヴィレッジトラストつくだ農園の概要
事業内容:有機野菜の栽培と加工品の製造
URL:https://villagetrust-tsukudafarm.com
120Gバインミーの概要
事業内容:バインミーの販売
所在地:京都市左京区聖護院東寺領6-2
営業時間:11時~完売次第
定休日:木曜日
電話:075-708-8085
instagram:120g_banhmi_kyoto
まとめ
今回のプレスリリースはいかがでしたでしょうか。
コロナ禍でも力を合わせて取り組みをすすめる企業様には本当に頭が下がる思いです。
京都の情報発信メディア『都つーしん』はこうした助け合い、支え合う京都の企業様を応援しています。
企業間での取り組みをされている方々のプレスリリース等の掲載のご連絡もお待ちしております。