日本三大祭りのひとつ「祇園祭」。
その祇園祭2019の前祭「鉾建て」が始まり、7月11日も小雨の中、職人さんによる作業されていました。
山鉾は、木造の部材の組み合わせと縄で絞めることで出来ているため、釘を一本も打ち付けることは無いそうで、まさに職人技。
屋根や車輪を取り付け、飾り終えるまでに3日ほどかかるそうです。宵々山(7/14)までに全て揃っていきます。
今回は、7月11日現在の山鉾建ての模様をお届けします。
1.長刀鉾(なぎなたほこ)
こちらは、鉾先に大長刀を付け、巡幸の先頭を務める「長刀鉾」。祇園祭において最も注目が集まる鉾です。
場所:烏丸通を少し東入る、四条通。
2.西谷鉾(かんこほこ)
クレーンで持ち上げられているこちらが「函谷(かんこ)鉾」。
中国戦国時代、斉の孟君が「函谷関」で、家来に鳥の鳴きまねをさせて、関門を開かせ難を逃れた故事にちなんでいます。
場所:四条烏丸の北西角、四条通に面する。
数時間後には、見事建っていました!
3.月鉾(つきほこ)
こちらは、鉾頭に初月型(三日月)をつけ、真木中ごろの天王座に月読尊を祀ることから、「月鉾」と言われる。
華麗で細部の装飾に優れるインドやトルコの絨毯が用いられます。
場所:四条通室町西入ル。
4.鶏鉾(にわとりほこ)
鶏鉾(にわとりほこ)。尭の時代は天下がよく治まり、不満のある者が叩く太鼓が鳴らずに、鶏が巣くったと言われる逸話を表しています。
場所:四条室町下がる
5.菊水鉾(きくすいほこ)
町内に古くからあった井戸「菊水井」にちなんで名づけられた「菊水鉾」。鉾先には金色の菊の花がつきます。
場所:四条室町上がる
まとめ
以上5つ
1.長刀鉾(なぎなたほこ)
2.西谷鉾(かんこほこ)
3.月鉾(つきほこ)
4.鶏鉾(にわとりほこ)
5.菊水鉾(きくすいほこ)
の職人さんの技が光る「山鉾建て」の様子をお届けして参りましたが、いかがでしたでしょうか?
いよいよ祇園祭も近づいた、祇園祭の参考になれば幸いです。
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