“清水の舞台”で知られる世界遺産「清水寺」。
1200年もの歴史を紡ぐこの寺院には毎年多くの観光客が訪れます。
本記事ではその清水寺をメインに、魅力あふれる周辺のスポットをご紹介します。
目次
清水寺とその周辺でおすすめの観光スポット10選
1. 清水寺 仁王門
清水寺に着くとまず目に入るのがこの真っ赤な「仁王門」。
室町時代の姿を残す、同寺院のなかでもとりわけ古い建築物です。
目隠し門・赤門とも称される仁王門には、京都最大の仁王像に音の鳴るカンカン貫、二体とも阿形の狛犬など多くの見どころがあります。
清水寺においてはただの入り口にすぎないこの門ですが、ただ通り過ぎるのではなくじっくりみておきたい場所でもあります。
2. 清水寺 三重塔
仁王門を過ぎ、眼前にそびえるのは清水寺を代表する建築物の一つ、「清水寺三重塔」です。
国内の三重塔としては最も高く、その高さは31mにも及びます。
龍神の鬼瓦をはじめとした火除けのまじないが各所にほどこされているのも特徴の一つです。
多くの文様が極彩色で描かれたこの三重塔、一見の価値ありです。
3. 清水寺 音羽の滝
清水寺の名前の由来ともなった「音羽の滝」。
龍神の住まう場所とされており、清水寺では前述した鬼瓦をはじめ、多くの場所でこの龍の姿を見ることができます。
流れ出る清水には学業成就・恋愛成就・延命長寿のご利益があると言われ、人気のスポットとなっています。
水のいただき方にもルールがあるので、きちんと確認しつつその恩恵にあずかりましょう。
4. 清水寺 清水の舞台
清水寺のシンボルとして誰もが知るであろう「清水の舞台」。
京都の街を一望できるこの舞台は季節や時間によりその姿を変え、世界遺産の名に恥じない美しい光景を見せてくれます。
ことわざにもある通り、かつては願掛けとしてこの舞台から飛び降りる人も多かったのですが、危険であるため現在は禁止されています。
多くの人がその景色に目を奪われ駆け足で進んでしまいますが、舞台の奥には本堂があり、飛び降りなどしなくとも強力なご利益を授かることができます。
絶景を堪能しながらも、きちんと本堂でお参りをして先に進みましょう。
5. 地主神社
縁結びの神として非常に有名で、パワースポットとしても知られるのがこの「地主神社」です。
かつては清水寺の鎮守社でもあり、寺の敷地内にある神社ですが、その起源は清水寺より古く神代まで遡るそうです。
縄文時代のものとされる”恋占いの石”には恋愛成就のご利益があり、古来より多くの参拝客が訪れています。
清水寺に訪れたなら、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
6. 法観寺 (八坂の塔)
聖徳太子が創建したとされる「法観寺」には高さ46mの五重塔があり、”八坂の塔”の愛称で周辺のランドマークとなっています。
八坂の塔自体は至るところで目にすることができますが、法観寺境内には木曾義仲の首塚もあり、時間があれば訪れるのも良いでしょう。
7. 清水三年坂美術館
清水寺周辺に訪れたなら一度は見ておきたいのが、「清水三年坂美術館」に展示されている”超絶技巧”たち。
この美術館にはおよそ1万点にもおよぶ日本の工芸品が収蔵されており、幕末から明治時代にかけて活躍した作家たちの作品を見ることができます。
明治維新という激動の時代に磨き上げられた技術は超絶技巧と評され、再現不可能とも言われています。
緻密で美しいその作品の数々は目にしておいて損はないでしょう。
8. 石堀小路
祇園の奥座敷としても親しまれる「石堀小路」。
小路には石畳が敷き詰められ、木塀や石塀が続いており、和の風情を感じるにはもってこいの場所です。
夜は明かりが灯り、昼間とは違った良さを感じられます。
そんな魅力あふれる石堀小路ですが、付近は撮影禁止なので気をつけましょう。
9. 高台寺
秀吉の正室・ねねの墓所でもある「高台寺」では、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
敷地内の池泉回遊式庭園は萩の名所として知られ、春には桜・秋には紅葉と季節ごとに違った表情を見せてくれます。
夜間のライトアップも幻想的で、季節や時間帯に関わらず楽しむことができるでしょう。
10. 一念坂・二寧坂・産寧坂
清水寺の参道上にあるこれらの坂道は、それぞれ「一年坂」「二年坂」「三年坂」の愛称で親しまれ、京都を代表する定番の観光スポットとなっています。
坂の両脇には様々な店が立ち並び、食事やお土産選びを楽しむことができます。
無電柱化され昔ながらの風景が再現されたこれらの坂には、古都・京都を感じられる場所として多くの観光客が集まります。
近辺には着物のレンタル店もあり、着物に着替えて古き良き街並みを散策すれば、歴史の一部になったような特別な気分が味わえることでしょう。
まとめ
以上、清水寺とその周辺のおすすめ観光スポット10選をご紹介させていただきました。
魅力あふれる美しい街・京都。
駆け足で巡ってはそのすべてを満喫することはできません。
名だたる名所のみを無計画に巡るのではなく、行きたい場所を決めて周辺をじっくりみてまわるのもアリでしょう。
そのためにはきちんとしたリサーチと準備が欠かせません。
この記事が皆さんの旅の参考になれば幸いです。
それでは、良い旅を!
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